無能の作り方

突然ですが皆さんの周りや会社の上司・同僚などに無能な人はいますか?

もしいると思ったそこのあなた!!その無能な人は作り上げられたエリート無能かもしれません。

もしかしたらアナタもすでに作られた無能、製作中の無能かもしれません。。。

『会社のアイツマジ使えねー』『もしかしたら自分は無能ではないか?』と思ったら最後まで読んでいって下さい。

無能が蔓延る日本社会の実情が少しわかるかもしれません。

無能とは

無能とは『能力や才能がないこと』『役に立たないこと』『またその人やそのような様』である。

今の社会においては仕事が出来ない人が無能と言われていますよね?

ですが某ひろゆき氏によって無能の範囲が広くなってきているような気がしますが、基本的には仕事が出来ない人って事です。

ですがある社会学者によって無能は社会・組織によって作られているのではないか?という法則があると提唱されました。

その社会学者の名前はローレンス・J・ピーターです。

無能を作る流れを『ピーターの法則』と言います。

ピーターの法則

ピーターの法則とは組織構成員の労働に関する社会学の法則。

1.能力主義の階級社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって有能な平社員は、無能な中間管理職になる。

2.時が経つにつれて、人間は皆出世する。無能な平社員は、そのまま平社員の地位に落ち着く。また、有能な平社員は無能な中間管理職に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。

3.その仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。

上の1.2.3を分かりやすくまとめると、成績が優秀な平社員を管理職に出世させると無能にレベルアップし、その仕事は無能にレベルアップする前の優秀な平社員によってこなされているってことです。

まぁ多分分かりやすくって言っても分かりにくかったと思うので、営業のエース鈴木に登場してもらいます!!(スラムダンクで言う流川くらいのエースです)

例えば営業のエース鈴木の場合

ある会社の営業部に鈴木という営業スキルの高い社員がいました。

営業成績は毎月トップでした。社長は『よし、鈴木!お前は我が社の為に毎月よく頑張ってくれているな!来月から課長に昇進だ!』

鈴木は課長に昇進してからも販路拡大など会社に大きく貢献していた。

その10年後鈴木は部長に昇進した。

おや?鈴木の様子がおかしくなっている。

部長に昇進してからいつもの調子が出ないようだ。

おい鈴木、大丈夫か鈴木、がんばれ鈴木!

とうとう鈴木も無能にレベルアップしてしまったようだ。

鈴木は営業スキルは他の追従を許さない程の能力を持っていたが、中間管理職のようなまとめる仕事は苦手だったのだ。

これがピーターの法則です。

このように日本企業は成績が良い者から昇進していくのが当たり前とされている。

しかし人間には得意・不得意があるので鈴木のように昇進すると能力を生かしきれず、無能になってしまうケースが往々にして発生してしまう。

この場合会社の業績は落ちてしまいますが、Googleなど海外の有名企業は『配置換え』を行い業績ダウンを食い止める方法を取ります。

しかし日本企業の多くは配置換えなどの処置を行わず、無能が仕事をするので業績が悪化し倒産という最悪な結果につながると考えられています。

まとめ

業務の成績が良いからと言って何でも出来るとは限りません。

ピーターの法則は本当に適材適所という言葉に尽きると思います。

こういった人事をする会社はもうトップが無能な場合がありますねぇww

もし皆さんが会社経営するときはピーターの法則を思い出して、社員の能力にあった人事をすることをお勧めします。

おしまい

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